11月からの社会福祉士国家試験対策・上
◆一番お伝えしたいこと
あと3ヶ月しかなくても、アプリ一問一答(中央法規)を繰り返し解いて弱点を潰せば、合格点は取れます
◆受験対策の概要
<はじめに>
平成30年春、社会福祉士国家試験に合格しました。
十数年前に通信教育で受験資格を得てから、ずっと本格的な受験対策をせずにきました。が、だらだらしているうちに、科目構成が変わり、受験料が上がり…そして後輩たちは今やほぼ有資格者。さすがにまずいだろうとやっとこさ重い腰を上げました。
が、そう決意し申し込んだ矢先、担当業務が急に忙しくなり…受験勉強を始めたのは11月に入ってからでした。この時点で半ば諦めていたのですが、次年度はさらに忙しくなることが確定していたので、とにかく残された時間であがいてみることにしました。
これから受験勉強を始める方のご参考になれば幸いです。
<私について>
40代半ば 都内社会福祉法人勤務(自宅から電車+徒歩で約80分)
<受験勉強にかけた期間>
約3ヶ月
<参加した講習>
・ソ教連主催全国統一模試(解説講義付きセミナー)
・中央法規全国模試(解説講義付きセミナー)
・社会福祉士受験対策 実力アップ講座(共通科目編・専門科目編)(中央法規)
・社会福祉士受験対策 最終チェック講座(共通科目編・専門科目編)(中央法規)
<使った教材>
・まとめてすっきり!よくでるテーマ88(ユーキャン)
持ち歩きできるサイズなので、受験勉強の序盤によく読みました。試験の全体像を掴むことと、基礎的な内容の学習に役立ちました。
・社会福祉士合格アプリ2018 一問一答(中央法規)
これを軸に勉強しました。詳細は後述します。
・見て覚える!社会福祉士国試ナビ2018(中央法規)
見やすくまとまった参考書。辞書的にガンガン使いました。重くて大きいけど試験会場にも持参して、復習しました。電書版があれば最強なのに…!
・社会福祉士国家試験らくらく暗記マスター2018(中央法規)
受験勉強の終盤~試験直前の詰め込みに使いました。
<(時間がなくて)使わなかった教材>
・これだけは解いておきたい!直近3年450問+厳選過去150問2018年版(ユーキャン)
・社会福祉士合格アプリ2018 模擬問題・過去問題・穴埋め(中央法規)
<合格の決め手になったもの>
・社会福祉士合格アプリ2018 一問一答(中央法規)
◆受験対策の詳細
<息抜きは最低限にして全力で取り組む>
十数年前に通っていた短期養成施設の先生は「遅くとも夏から取り組まなければ間に合わない」と仰っていました。そういう勉強をしている他の受験生に追いつくためですから、この3ヶ月間は、最低限の遊びや家事以外は全て受験勉強に費やしてください。
私の場合、仕事の日は往復の通勤時(平均1時間)、休みの日は勉強の合間に生活するようなペース(平均8~9時間)で勉強しました。
もし息抜きに外出するようなことがあっても、必ず1日1回は勉強の時間を作ってください。
<とにかく問題を繰り返し解く>
まずはテキストを一回読んでから、なんて余裕はありません。私はそれに時間をかけすぎて、失敗しました。
じっくり読んでも概要がわかるだけです。とにかく問題を解いて覚える、そして知識の整理が必要だと感じたらテキストにあたる、そのくらいでいいと思います。
<今から過去問に取りかかる余裕はない>
本来は、過去問をやった方がいいとは思います。間違いなく。
でも、一問一答や穴埋めは過去問が形を変えたもの、問われている内容は一緒です。問題を解くことで知識を定着させることにこそ意味があるので、今から膨大な過去問に手を出すくらいなら、一問一答を何周もした方がいいです。
ちなみに、私はアプリ一問一答を2周したところで「過去問もやらないとまずいのでは?」と不安になって手を出してみましたが、ボリュームがありすぎて速攻で挫折しました。過去問は選択肢が5つもあるので1問1問を解くのに時間がかかり、多くのテーマを勉強することができないのです。
<模試は会場受験+解説講義>
模試を必ず1回は会場受験すること。本番よりもシビアな時間設定なので、さび落としに最適です。
そして、会場受験+解説講義を選んでください。すごく疲れますが、記憶の新しいうちに解説を聴くことに大きな意味があります。
できれば、ソ教連・中央法規、両方受けた方がいいです。単純に問題が全く違います。模試=予想問題なので、これを復習するだけでかなり意味があると思います。(私は1回しか復習できず、活用しきれなかったという反省があります…)
何より、自分の出来なさ加減を早めに思い知り、危機感を持つ必要があります。
学生さんはどうかわかりませんが、いま既に福祉の職場で働いてる人の場合、実は勉強しなくてもある程度の点数は取れます。いけるかも?と油断するくらいの点数は取れるんです。80点台とか。何故なら、業務上必要な制度などの知識があるし(分野の偏りはあるにせよ)、事例問題なんかは常識で考えればほとんど間違えないですから。
肝心なのは、そこで油断せず、足りない20点を上乗せするために地道に勉強することでして…いいところまで点が取れたとしても、合格できなければ意味はないんです!
<参考書・問題集の選び方>
中央法規にしておけば間違いないです。ユーキャンも見やすくていいと思います。
もし、追い込みの時期にアプリ一問一答をやってみようとお考えなら、中央法規が無難です。参考書は出版社ごとにまとめ方に癖がありますので、同じ出版社の参考書で揃えた方が連携させやすいです。
<実力アップ講座・最終チェック講座について>
絶対両方受けた方がいいです。知識の整理・多少のヤマ張り・時事系など、自学自習では至らないところがカバーできます。スピードはすごく早いですが、ここで全科目に触れることは確実にプラスになります。
(内容が濃いので、2日間の講座でフリクションを2本潰しました。替芯を入れる余裕はありません)
テキストは全日程同一、科目による濃淡はあるもののテキスト掲載内容には一通り触れてくれますので、講師による差はほぼないと考えていいと思います。
ちなみに私は、最終チェック講座で青木先生にアプリ一問一答をおすすめされ、ダメ元でやったら受かった芸人です。青木先生本当にありがとうございます。
◆アプリ一問一答について
<アプリ一問一答を使った勉強法>
シンプルに、ひたすら問題を解きます。時折「国試ナビ」をはじめとする参考書や講座テキストで知識を整理しながら。ただそれだけです。
最終的に7~8周はしたでしょうか。
そんなに!と思うかも知れませんが、苦しいのは最初の1周目だけ。2周目以降は間違えた問題だけを解いていくので、やればやるほど楽になります。解ける問題が増えたことが目に見えて、自信にもつながります。
<アプリ一問一答○×>
○隙間時間に勉強できる
1問にかかる時間は短いので、通勤時間やちょっとした家事の合間などに勉強できます。
○本を持ち歩かなくていい
問題集はかさばりますが、アプリなら場所を取りませんし、やや混雑した電車内でも勉強できます。
○スマホいじりの延長で取り組みやすい
勉強のためにわざわざ本を開くのは面倒ですが、アプリのアイコンをタップすればすぐに勉強が始められます。
○弱点対策が効率よくできる
回答の記録がはっきり残り、間違えた問題だけを再度解くことができます。正解できたが復習しておきたい、という問題をピックアップすることもできます。
○勉強しているように見えない(対職場)
スマホをいじっているようにしか見えませんので、仕事の休憩時間でも勉強しやすかったです。
×人によっては目が疲れる
アプリの文字は比較的読みやすい大きさだと思いますが、さすがに残業帰りなどは目が疲れ、文字を読むのに苦労したときもありました。対策として、勉強時間を朝・日中中心にしました。
×他のアプリで遊んでしまう
これは自制心の問題ですが…ゲームアプリのアイコンをフォルダに収納するなりして目につかないようにするなどの対策を…
×勉強しているように見えない(対家族)
私は、家族に「スマホアプリで受験勉強をしている」と宣言しておきました。
※無料体験版がDLできますので、購入前に試してみてください
※昨年は、中央法規の講座受講生がその場で購入すると割引になりました(が、できればそれを待たずに購入して早めに取り組んだ方がいいと思います)